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チケット(回数券)メニューを活用するメリット・デメリット

サロンで用いられることが多いチケット(回数券)
今回のブログではチケット(回数券)のお店とお客様の立場からみたメリット・デメリットを紹介します。

サロンへのメリット

  • 顧客の囲い込み
  • 来店サイクルをコントロールしてサイクルを短縮できる

初回にまとめて支払いするので、お客様の立場に立つと「お金を先に払っているのだからこのお店に通わないと損をする」という感情が生まれます。お店に行かなきゃいけないと思わせることで来店促進に繋がります。

チケットに有効期限があるものが多いので、「この期間までに使わないと…」という感情も生まれるので、ある程度ならお客様の来店サイクルをコントロールすることが可能になります。

来店サイクルをコントロールするには、お客様の心理を上手く汲み取ってお店とお客様、お互いにお得になるような提案が必要でしょう。

※有効期限を設ける際には契約内容に注意が必要です。
例えば、有効期限内にチケットを使うことが出来ないからといって勝手に他のお客様に譲ってしまったり、お店に通うための都合がつかずに、ギリギリになって有効期限を伸ばして欲しいといった要望が来る可能性があります。このような場合は、トラブルになりやすいので【ご契約者のみご利用可能】や【有効期限以降のご利用不可】といった決まりを契約内容に盛り込むことが必要です。予めお客様からの要望を想定して対応策を準備しておくことが良いでしょう。

また、来店回数が増えることによって、オプションメニューや物販の案内をすることで客単価のアップにも繋がります。

ここで注意したいのが、限度を超えた売り込みです。チケットを全て消費されたお客様へ次のメニューの案内をするのはお店の売上を上げるためにも必要なことですが、あまりにしつこいと失客やクレームに繋がるのでお客様からマイナスのイメージを持たれない程度に提案することが必要でしょう。

サロンへのデメリット

  • 都度払いよりも価格を下げて案内しなければ、お得に感じてもらえない
  • 解約の際には手続きが必要

例えば、1回1000円のメニューを10回チケットなら9000円と設定します。
このように設定することによってお客様が都度払いするより、まとめて10回チケットを買った方が「お得だ」と感じてもらえます。しかし、お店の立場に立つと10回チケットの場合では1回あたり100円単価を落としているので客単価が下がります。

下がった単価を他のメニューなどでフォローできれば良いのですが、それが難しい場合もあるので、長期的に見て利益が増えるにチケットの価格設定は慎重にしなければいけません。

また、解約の際には解約手続きが必要となってきます。
この場合も初回契約時に、残りのチケットは返金可能なのか、解約手続きはお客様をお待たせせずにスムーズに行えるのか、お店の方針によって解約の内容も変わってくると思うので事前に対応マニュアルなどを準備しておくと良いでしょう。

お客様へのメリット

  • 都度払いより安くなることが多い
  • 計画を立てて施術を行うことができる

お店側は同じ施術の回数でもチケットの価格を都度払いよりも下げていることがほとんどです。これによりチケットを購入することでサロンに通うトータルの費用を下げることができます。

また、施術を受ける間隔などの計画をお店に組んでもらいやすくなります。
例えば、脱毛メニューではムダ毛の成長サイクルがあるので、サイクルに応じて、計画的にサロンに通うことで脱毛の効果を最大限発揮することができます。

これは同じ部位に対する施術を繰り返し行う必要があるからです。

そのため、サロンから継続的で計画性のある提案をして貰えるので安心して施術を受けることができます。

お客様へのデメリット

  • チケットが残っているのに消費出来なくなる場合がる

例えば、「引っ越しでいつも通っていたサロンに通えなくなってしまった」「有効期限を忘れていて気付いたときには過ぎてしまっていた」といったケースです。

全国展開しているサロンでは引っ越し先でも利用出来る場合もあるので、引っ越し前に利用可能か聞いて確認するのが良いでしょう。

有効期限が過ぎてしまいどうしても納得行かない場合は店舗に直接問い合わせるしかないでしょう・・・

まとめ

サロンメリット
  • 顧客の囲い込み
  • 来店サイクルのコントロール
サロンデメリット
  • 施術一回あたりの客単価が下がる
  • 解約の手続き、トラブルの可能性
お客様メリット
  • 安く施術を受けられる
  • サロンに通う計画を立てやすい
お客様デメリット
  • チケットが余ってしまったら損をしてしまう

チケット(回数券)を活用するメリット・デメリットを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。 チケットを発行するお店、チケットを使用するお客様、どちらもチケットのメリットデメリットを十分に把握した上で上手に活用していくことが良いでしょう。

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